マイコトキシン-標準管理試料 Trilogy
カビ毒マイコトキシン分析用の管理標準試料(自然汚染)。製造は米国Trilogy Analytical Laboratory社。ミズーリ州に本拠を置くマイコトキシンを得意とする分析企業。標準試料のほか、マイコトキシン分析用の標準液、前処理精製用の固相カートリッジの製造を行っています。
Trilogyマイコトキシン標準試料 シリーズ
マイコトキシン分析用の標準試料。自然汚染試料を粉砕・均質化したもので、分析値(MeanとSD, Uncertainty)が付与されています。精度管理や技能評価試験、あるいは分析法開発時のバリデーション試料として利用できます。
NDも含め複数の濃度レベルのロットがありますが、各々の在庫数には限りがあります。
マイコトキシン |
マトリックス |
試料の濃度例 |
アフラトキシン |
コーン、小麦ほか |
N.D.および約2ppb~100ppb各種 |
デオキシニバレノール |
小麦、大麦、コーンほか |
N.D.および約0.5ppm~5.0ppm各種 |
オクラトキシン |
コーン、小麦ほか |
N.D.および約5ppb~100ppb各種 |
ゼアラレノン |
コーン、小麦、マイロほか |
N.D.および約0.1ppm~1.5ppm各種 |
フモニシン |
コーン、小麦ほか |
N.D.および約0.5ppm~5.0ppm各種 |
T-2/HT-2トキシン |
コーン、小麦ほか |
N.D.および約50ppb~500ppb各種 共汚染 |
複合 |
コーン、小麦、グルテンミールほか |
AFT・DON・OTA・FUM・ZEA・T-2・HT-2すべて汚染など |
複合 |
コーン |
AFT・FUM・ZEAすべて非汚染 |
ここがポイント
- ISO/IEC 17025:2005の認定試験所で、AOACInternational研究所とも提携するマイコトキシン分析機関が濃度保証する信頼の標準。
- 冷蔵ないし冷凍保存で製造後5年間有効。
- マイコトキシン分析においては、対象の偏在性がネック。均質化された試料であっても、抽出に用いるサブサンプルは10g~50g程度必要と考えられます。濃度値が保証された試料を相当量確保できる、経済的な価格設定です。